2024年7月に青森県を旅行してきました。
今回は、私が実際に訪れて良いなと感じた下北半島や奥入瀬渓流について紹介します。
下北半島

下北半島は青森県北東にある半島です。
下北半島の大間崎や仏ヶ浦等の海岸、恐山や森林は素晴らしい景観で、国定公園に指定されています。
アクセス
青森空港から下北半島へ自動車で有料道路を使わずに下道を進めば、3時間ほどです。
公共交通機関なら青森空港からJRバス東北で青森駅→青い森鉄道で野辺地駅→JR東日本で下北駅といった経路等で、3~6時間ほどかかります。
また、北海道の函館と大間崎を結ぶフェリーも運行しており、所要時間は1時間30分ほどです。
公共交通機関で下北半島へ行った場合の島内の観光は、バスやタクシーを使うと便利です。
見どころ
霊場恐山
恐山は下北半島の中央付近の山々の総称です。
無料駐車場があるので、自動車でのアクセスがおすすめです!
霊場恐山の境内には無間地獄や血の池地獄等の100を超える地獄や賽の河原、極楽浜と呼ばれる場所があります。地獄にふさわしいゴツゴツした岩や漂う硫黄の匂いに、異世界のような雰囲気を感じました。
今回は、その中からいくつかを紹介します。

本尊が祀られている本尊安置地蔵殿の近くにあるのが無間地獄(むけんじごく)です。
無間地獄とは仏教で説かれる地獄の一つで、八大地獄の最下層にあり、苦しみが間断なく続く地獄だと言われています。

修羅王地獄です。以前は熱湯や硫黄が噴き出していたそうです。

血の池地獄は、名前に似合わない透明な水が綺麗でした。
池は透明以外に赤色や緑色に見える時があるそうです。

地獄を進んでいくと、強酸性の水を湛えた宇曽利山湖(うそりやまこ)に出ます。
この浜辺は極楽浜と呼ばれていて、東日本大震災供養塔が設置されており厳かな雰囲気がありました。

五智山展望台からは恐山を一望できます。

境内には効能が異なる4つの温泉もあります。
参拝者は無料で利用できるので、地獄や天国の隣で温泉に浸かってみてはどうでしょうか。
営業時間 | 5月1日~10月上旬 6時~18時 10月上旬~10月31日 6時~17時 ※入山受付は終了時間の30分前まで |
定休日 | 11月1日~4月30日。 5月1日~10月31日は無休。 |
入山料 | 大人700円 小中学生200円 |
電話番号 | 0175-22-3825(恐山寺務所) |
ホームページ | 恐山霊場(青森県観光情報サイト) |
住所 | 青森県むつ市大字田名部字宇曽利山3-2 |
大間崎
下北半島の大間崎は本州最北端の地で、上記の霊場恐山から自動車で1時間20分ほどの場所にあります。
私が訪れた時は小雨がぱらついており視界が悪く景色もよく見えませんでしたが、天気によっては函館の五稜郭タワーも見えるそうです。

大間崎には「ここ本州最北端の地」と書かれた碑や

マグロの一本釣りのモニュメントが有り、記念撮影にうってつけです!

周辺にはマグロ料理を出す店もたくさんあるので、食事も楽しめます!
営業時間 | 24時間散策自由 |
定休日 | 特になし |
電話番号 | 0175-37-2111(大間町役場)、0175-37-2233(大間町観光協会) |
ホームページ | 青森県観光情報サイト 大間崎、大間観光情報サイト 大間わいどアップ |
住所 | 青森県下北郡大間町大間大間平17-1 |
仏ヶ浦
仏ヶ浦は上記の大間崎から自動車で1時間ほどの所にある場所で、数々の奇岩が並んでおり国の名勝・天然記念物に指定されています。


無料駐車場から仏ヶ浦への遊歩道は坂や階段で、行きが下り道、帰りが登り道です。
足腰に自信がない方は遊覧船でのアクセスがおすすめです。
※遊覧船の運航は5月1日~10月末日です。

画像の奥の方にあるのが、仏ヶ浦の遊覧船船着場です。
佐井港を出発し仏ヶ浦で30分散策して佐井港に戻るという所要時間約1時間30分のコースで、海から奇岩群を一望できるのは遊覧船ならではです!



ぜひ自動車や船で訪れて、2キロにわたって連なる奇岩・巨岩の神秘的な景色を楽しんでください!
営業時間 | 24時間散策自由 |
定休日 | 特になし |
電話番号 | 0175-38-2111(佐井村役場)、0175-38-4515(NPO法人 佐井村観光協会) |
ホームページ | 青森県観光情報サイト 仏ヶ浦、下北ジオパーク 仏ヶ浦エリア |
住所 | 青森県下北郡佐井村長後 縫道石国有林地内 |
奥入瀬渓流

奥入瀬渓流は、青森県と秋田県の県境にある十和田湖から焼山まで続く約14キロの渓流です。
特別名勝や天然記念物に指定されており、たいへん見応えのある場所です。
アクセス
青森空港から奥入瀬渓流下流の焼山まで、自動車なら1時間15分ほどです。
奥入瀬渓流上流の子ノ口や下流の焼山には無料駐車場が設置されており、自家用車でアクセスしやすいです。
※毎年、10月最終週の1週間はマイカー交通規制により、奥入瀬渓流へのマイカーの乗入が禁止になるので注意してください。
公共交通機関は、JRバスを使えば青森空港~青森駅~奥入瀬渓流館という経路で、約3時間の乗車時間で行けます。
また、青森空港と奥入瀬渓流を結ぶ定額14,000円(片道料金。12月中旬~3月中旬の冬季は21,000円)で移動時間80分ほどの定額タクシーも有ります。
見どころ
川や樹木、岩等の自然
奥入瀬渓流は特別名勝や天然記念物に指定されているだけあって、美しい自然で溢れています!

三乱の流れ(さみだれのながれ)です。三つの流れがここで合流し、流れていきます。

石ヶ戸です。大きな岩が桂にもたれかかって、小屋のようになっています。

阿修羅の流れです。流れが激しく、迫力ある場所です。

雲井の滝です。落差25mの滝で、三段になっています。


高さ7m、幅20mの銚子大滝です。
遊歩道の隣にあるため、ダイナミックな滝を間近で眺められます。

奥入瀬渓流には遊歩道が整備されているので、ゆっくり歩いて絶景を堪能してはどうでしょうか。
遊歩道を全て歩くなら5時間ほどかかります。奥入瀬渓流を歩いて楽しむなら、虫や植物から肌を守るために長袖長ズボンや歩きやすい靴といった服装がおすすめです。
※冬は遊歩道が閉鎖されて使えなくなるので、注意してください。
奥入瀬渓流の散策は、徒歩以外にレンタサイクルや路線バスといった選択肢も有ります。自分の体調に合ったものを選んでください。
営業時間 | 見学自由 |
定休日 | 無し |
電話番号 | 0176-74-1233(奥入瀬渓流館) |
ホームページ | 青森県観光情報サイト |
住所 | 青森県十和田市奥瀬 |
最後に
今回は青森県の下北半島・奥入瀬渓流を紹介しました。
皆さんも恐山や奥入瀬渓流の神秘的な景色を眺めたり、大間でマグロを堪能してはどうでしょうか。
青森県を旅行するにあたってまっぷるという旅行ガイドを参考にしました。
見所や飲食店、地図と情報満載で重宝したのでよければ使ってみてください。
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